婦人科の病気

いま、ココロとカラダのバランスで悩める女性が増えています。「心と体」このふたつは分けて考えられるものではありません。

それは、「女性ホルモン」に答えがあります。

「女性ホルモン」は女性特有のからだの機能や、女性の心理面に対してもとても大きな支配力を持っています。「女性ホルモン」がアンバランスになると、さまざまな不調や症状が現れます。

ホルモンの分泌量の変化と女性のからだ

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①月経の異常(月経がこない、不順、月経痛)・PMS(月経前症候群)
②妊娠、出産、。家族計画・不妊症・婦人科の病気(子宮筋腫、子宮内膜症など)・女性特有のがん(子宮がん、卵巣がん、乳がん)
③更年期 障害(ほてり、発汗、うつ症状、不眠、動悸、めまい、関節痛、頭痛、肩こり、冷え症など)・女性特有のがん(子宮がん、卵巣がん。乳がん)・生活習慣病(動脈硬化、高血圧、肥満、糖尿病)・性交障害(性交痛、性交後出血)

婦人科を受診することはどこか恥ずかしく、躊躇してしてしまうかもしれませんが、普段から自分のからだに関心を持って「早めに手を打つ」よう心がけましょう。

婦人科一般

不正出血・帯下・月経困難・月経過多・月経不順・
下腹痛、下腹部不快感・外陰痛、かゆみ、外陰部不快感・
月経周期の調節・性行為感染症検査 等

主な症状

以下のような症状がありましたら婦人科の病気が疑われますので、早めに産婦人科を受診されることをお勧めします。
月経とは異なった性器出血
月経不順や無月経
強い生理痛や月経血が多い場合
下腹部の痛み
下腹部のしこり感
おりものが多かったり臭う場合
外陰部の痒みや痛み

診察内容

【生理の異常】
生理は毎月女性の体に訪れます。生理前の症状、生理痛、生理不順、生理の量の異常など、苦痛を抱えたまま過すよりも楽に生理の時期を過すことで、大きく生活も変わっていくでしょう。いろいろな薬、漢方薬、低用量ピルなど、状態に応じて治療法を相談させていただいております。

【性感染症】
クラミジア、淋病、トリコモナス症、エイズ、カンジダ、ダニ、毛じらみなど性交渉で移る病気はたくさんあります。クラミジアや淋病はその後の不妊症の原因にもなります。今、たいしたことがないと考えていても将来大きな後悔につながります。原因によって内服薬や注射、膣錠などで治療します。

【膣炎・外陰炎】
カンジダ、トリコモナス、細菌、ホルモン低下などが主な原因です。状況に応じて治療います。カンジダに関しては膣剤を使用します。

【不妊症・不育症】
不妊症:一般不妊治療を行っています(人工授精まで)。特にホルモン異常、排卵障害、多のう胞性卵巣症候群による不妊症の治療には良い妊娠率が得られています。
不育症・習慣流産:一般的な原因検索のための検査を行います。原因によって治療法を選択します。しかし、現在でも原因がわからないことが少なくありません。

【更年期障害】
女性ホルモンが減少することが更年期障害の主な原因です。女性ホルモンが減るとほてりやのぼせ、汗かき、いらいらなどいろいろな症状が生じます。他に高脂血症、骨粗しょう症などになりやすくなります。
ホルモン補充療法、漢方療法、プラセンタ注射などを行っています。

【子宮内膜症・子宮・卵巣の疾患(子宮筋腫、卵巣嚢腫など)】
腹部・経膣超音波検査、血液検査などで診断します。GnRH agonist(生理をとめる薬)や低用量ピルなどの薬物療法を中心に行っています。手術が必要と判断された場合には高度医療機関へ紹介させていただいております。

【癌検診】
子宮頚癌・子宮体癌・卵巣癌・乳癌・甲状腺癌の検診を行っております。

【避妊相談】
避妊法として一般化してきた低用量ピルは、月経困難症、子宮内膜症といった様々な病気の治療薬として活用されています。

更年期障害

「更年期なんて私にはまだまだ関係ない」なんて思っている人はいませんか?
この「更年期」は女性なら誰にでもやってくるものです。

* ほてり・めまい・耳鳴り・のぼせ・発汗・頭痛・肩こり・腰痛・関節痛・頭痛
・手足の冷え・動悸・息切れ・食欲不振・倦怠感・便秘
・不眠・不安感・恐怖感など2つ3つと複合して起こる。 * ホットフラッシュ

※*更年期というのは卵巣の機能が低下し始めてからその働きが停止するまでの期間ホルモンのバランスが崩れさまざまなからだの変調と同時に心の変化が起こることをいいます。
中には更年期障害が強く出る人と、とくになんの変調もなく過ごしてしまう人がいます。
これには更年期症状の3つの要因というものが絡んでいます。
その3つの要因とは
①卵巣機能の老化
②性格構造による心理的因子
③家庭や仕事などの環境因子です。
これらの3要素のうち、卵巣機能の老化は女性なら誰もが避けることができないものですが、あとの2要素は、心の持ち方や生き方によって、人それぞれに大きな差があるものです。
やがて迎える更年期に向けて女性は若いころから「前向きの姿勢で生きる訓練」プラス思考で生きていくすべを体得しておくことを、ぜひおすすめしたいです。

治療法としては、おもにホルモン剤や精神安定剤などの薬物療法を中心に、精神的なリラックスによって更年期障害を軽くする心理療法、漢方療法、鍼灸による東洋医学などを組み合わせて、患者に合った治療を行っています。